謙譲語 機雰標譴隆靄棔

尊敬語や謙譲語の「お」と「ご」は、どちらをつけたらよいのか迷うことがあります。

一般的な付け方は、「お」は訓読みの言葉に、「ご」は音読みの言葉に付けられます。

ただし、「お電話」「ごゆっくり」などの例外もあります。

また、「お返事」と「ご返事」「お名刺」と「ご名刺」のように、どちらもよく使われる言葉もあります。


「お」が付く言葉

お名前、お住まい、お知らせ、お食事、お品、お勤め、お話、お招き、お気持ち

「ご」が付く言葉

ご氏名、ご住所、ご通知、ご進物、ご勤務、ご講演、ご招待、ご感想

敬語が難しく感じられる最も大きな要因は、尊敬語と謙譲語の区別のつけにくさです。

とくに、尊敬語の「お〜になる、ご〜になる」と「お〜する、ご〜する」はよく似ていて誤りやすもののひとつです。

この2つの見分け方のコツは、「なる」と「する」の違いを見きわめることです。

「なる」は、ひとりでにその状態に変わることを言います。

例えば、「夜が明けて朝になる」や「雪が溶けて川になる」というような、人の力の及ばない、大きな力による変化をさします。

一方、「する」は、人の動作を表しています。

尊敬語では、相手の動作や持ち物を「素晴らしいもの」として表現します。

つまり、相手の行為は、人が「する」ではなくて、大いなる力で「なる」と表されるのです。


相手が、お話になる。⇒ 尊敬語

自分が、お話しする。⇒ 謙譲語

この2つの違いを覚えておけば、尊敬語と謙譲語の見きわめがつけられるようになります。


謙譲語は、敬意の対象に向かってする、自分の動作に使うことばです。

たとえば、上司や先生に何かを渡した時…

「先生に、記念品を渡した
 ⇒「先生に、記念品をお渡しした

このときの「渡した」という、自分の動作を謙譲語にしたのが、「お渡しした」になります。

改まった感じになるので、つい、尊敬語と間違えてしまうことが多いので、注意します。

自分の動作のなかでも、相手に影響しない動作には、ふつう、使いません。

例えば…
「会社に戻ってから、ご連絡します」の戻っての部分は、自分の動作ですが、この部分には謙譲語をつける必要はありません。
「会社にお戻りしてから、ご連絡します」⇒×

謙譲語にも尊敬語と同じく、付け足し型と言い換え型の2パターンがあります。


謙譲語には、付け足し型と言い換え型の2パターンがあります。

付け足し型は、ふつうのことばに、お〜する、ご〜するなどの部分(パーツ)をつけてつくるパターンです。


「説明を聞く」⇒「説明をお伺いする
「上司部長に相談する」⇒「部長にご相談する

付け足し型の謙譲語
 
お〜する、ご〜する          敬意小

お〜いたす、ご〜いたす          小

お〜申し上げる、ご〜申し上げる     中

〜させていただく               中

〜ていただく、〜していただく       中

お〜願う、ご〜願う             中

お〜いただく、ご〜いただく        大

お〜にあずかる、ご〜にあずかる 敬意大


「付け足し型の尊敬語」とよく似ていて、注意が必要な言い回しがあるので、注意しましょう。

「私が伝えます」⇒これは謙譲語
「部長が伝えになります」⇒これは尊敬語


謙譲語には、付け足し型と言い換え型の2パターンがあります。

言い換え型は、特定の決まったことばをもつ謙譲語で、言う、見る、行く、など、基本的な動作をあらわすことばに多く見られます。

言い換え型の例

普段の言い回し 言い換え型の謙譲語
 言う  申し上げる
 もらう、食べる、飲む  いただく、頂戴する
 思う、知っている  存じ上げる
 見る  拝見する
 与える、やる  差し上げる
 行く、聞く、尋ねる  伺う
 聞く、わかる  承る


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【常套句】 じょうとうく
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常套語とも言う。

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【社交辞令】 しゃこうじれい
世間づきあいを円滑にするために用いる、儀礼的なほめ言葉やあいさつ。
内実の伴わない空々しい言葉。
外交辞令とも言う。
「どうせ、社交辞令でしょ!」などと、悪く捉えることも多いが、ビジネスにおいては重要な要素のひとつでもある。

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【慣用句】  かんようく
二語以上の単語が結合して、それ全体である特定の意味を表すもの。
「油を売る」「あごを出す」の類。
イディオム。慣用語。

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