社内の敬語編


社内ミーティングなどで、上司や先輩に対して自分と異なる意見を提案する時は、まず相手の意見をよく聞いて内容を理解し、全面的に肯定した後、自分の意見を述べます。
この方法が、いわゆる「イエス・バット話法」といわれるテクニックです。

相手の意見をいきなり否定してしまうのは、部下や後輩という立場上、得策ではありません。
まずは、相手の意見に同意した後に持論を展開していき、「・・・・ではいかがですか?」と意見を伺えば、相手に否定的な印象を与えずに済み、提案も通りやすくなります。

相手の意見と自分の意見が、必ずしも一致していなくても使えるのが「おっしゃることはよくわかります」「ごもっとも」というフレーズです。
相手の意見を肯定する印象を与えられる便利な表現なので、是非覚えておきましょう。

◆イエス・バット話法の前置きフレーズ

「おっしゃる通りかもしれません。しかし…」
「ごもっともなご意見ですが、もう少し検討していただきたい点がございまして…」
「確かにそうですね。しかし…」
「基本的には賛成です。しかし仮に…」




社内で先輩や上司と話すとき、どの程度の敬語を使えばいいのかな?と、悩んだときはありませんか?

毎日顔を合わせる上司や先輩に対して、「かしこまりました」「さようでございます」といった敬語を使うのは、違和感があってしっくりきませんね。

一口に敬語といっても、敬意のレベルは様々です。

相手がお客様や、社内の役員クラスの人であれば「ございます」や「かしこまりました」といった敬語を使うべきですが、社内で日常的に使う言葉は低い敬意レベルのことばを選んで使うほうが、親密感が生まれます。


社内でよく使う敬語の文例です。

普段の言い回しを、敬語に変換しています。


上司や先輩に呼ばれた時

何か用ですか?
⇒先輩には… 何でしょうか?
⇒上司には… お呼びでしょうか?

今、手が離せません。ちょっと待ってください。
⇒先輩には… すみません、終わり次第、すぐに行きます。
⇒上司には… 申し訳ありません。一段落しましたら、すぐに参ります

◎ポイント「ちょっと」という言葉は使わない。上司には「すみません」という言葉は使わない。


上司や先輩に質問する時

仕事中にすみませんが、今、ちょっといいですか?
⇒先輩には… お仕事中申し訳ありませんが、今、お時間いいですか?
⇒上司には… お仕事中申し訳ございませんが、今、お時間よろしいでしょうか?

教えてもらいたいことがあるのですが?
⇒先輩には… お伺いしたいことがあるのですが…
⇒上司には… お教えいただきたいのですが…

◎ポイント
 今、質問をしても大丈夫かどうかの「タイミングの確認」を必ずする。


上司や先輩に発言する時

それは、そうですが…
⇒先輩には… よく分かります。ですが…
⇒上司には… ごもっともです。ですが…

〜という考え方もあるのでは?
⇒先輩には… わたしは、〜と考えていますが、どうでしょうか?
⇒上司には… わたくしは、〜と考えておりますがいかがでしょうか?

◎ポイント 
 まず、相手の意見を全面的に肯定した後、自分の意見を述べるようにする。


会議などで、意見を求める時

意見はありますか?
⇒先輩には… 意見をお願いします
⇒上司には… ご意見お聞かせくださいませんか?


会議などで、反対意見を述べる時

反対です!
⇒先輩には… とてもいい考えだと思いますが、一点だけ…
⇒上司には… あえて反対意見を申し上げますが…

◎ポイント
 頭から否定する言い方は避ける。


◎使える!フレーズ集◎
【常套句】 じょうとうく
同じような場面で決まって用いられる文句。
決まり文句。
常套語とも言う。

言いにくいときの常套句≫

断りたい時の常套句≫


【社交辞令】 しゃこうじれい
世間づきあいを円滑にするために用いる、儀礼的なほめ言葉やあいさつ。
内実の伴わない空々しい言葉。
外交辞令とも言う。
「どうせ、社交辞令でしょ!」などと、悪く捉えることも多いが、ビジネスにおいては重要な要素のひとつでもある。

会った時には…≫

別れ際には…≫


【慣用句】  かんようく
二語以上の単語が結合して、それ全体である特定の意味を表すもの。
「油を売る」「あごを出す」の類。
イディオム。慣用語。

慣用句間違い探し≫
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